売れない不動産には理由がある!原因分析と効果的な売却対策5選
「どうしてウチの物件はさっぱり売れないのだろう?」
「売り出してから数ヶ月経つけど、売れ時を逃がしていないかな?」
そんな疑問や悩みをお持ちではないですか?
実は売れない物件には、れっきとした理由があるんです。
今回は、その売れないワケと売れない時の対処法について解説していきます。
もしも中々買い手のつかない物件があるなら、その不動産の魅力を余すところなくアピールできるように、売れない原因を分析して対策していきましょう。
目次

どうして売れない?売れない理由とは!
物件がなかなか売れない場合、次のような理由が考えられます。
● 売り出し価格が高すぎる
● 物件自体に瑕疵がある
● 不動産会社選びに失敗している
1つひとつ詳しく見ていきましょう。
●売り出し価格が高すぎる
物件が売れない理由として、売り出し価格が高すぎることが考えられます。
まずは立地や築年数、広さや間取り、設備、日当たりなどの条件を総合的に踏まえ、適切な市場価格を把握しましょう。
周囲の類似物件の成約価格が売り出し価格の参考になるでしょう。
不動産会社が提示してきた査定価格は、当てにならないケースもあるので注意が必要です。
自社と媒介契約をしてもらいたいがために、根拠なく高い数値をあげているだけの可能性もあるからです。
●物件自体に瑕疵がある
物件が売れない理由として、物件自体に瑕疵があることが考えられます。
「この物件に是非住みたい!」と思える魅力が無ければ買い手は現れません。
買主候補に好印象をもってもらえるか、以下の点をチェックしてみましょう。
● 立地条件がイマイチ(駅から遠い ・治安が悪いなど)
● 築年数が古く清潔感がない
● 設備が古い
● 日当たりが悪い
● 騒音問題がある(線路が近いなど)
● 再建築不可物件・旧耐震基準・地盤が弱い・浸水想定区域など、建物や土地自体にマイナスポイントがある
当てはまる項目があれば、販売戦略を見直す必要がありそうです。
●不動産会社選びに失敗している
物件が売れない理由として、不動産会社選びに失敗していることが考えられます。
媒介契約を結ぶ不動産会社は、取引成功のカギを握る重要なパートナーです。
誠実で親身に寄り添ってくれる会社や実績が豊富でノウハウが確立されている会社を見極めないと、次のような原因から取引のチャンスを逃してしまっているかもしれません。
● 不動産会社が売却活動に熱心でない
● 宣伝・広告が充実しておらず、満足なアピールができていない
特に、不動産会社と結んだ媒介契約が「一般媒介契約」の場合は、不動産会社の売却活動のモチベーションが上がりにくいことがあります。
一般媒介契約は複数社と同時に媒介契約ができるため、他社が取引を成立させると仲介手数料を得られないからです。
大きな金額が動く不動産取引では、後悔しないためにも信頼できる不動産会社をパートナーに選ぶことが大切です。
売れない時の対処法
売れない時の対処法には次のようなものがあります。
1売り出し価格を見直す
2リフォームやリノベーションをする
3不動産会社を変更する
4販売戦略を見直す
5売却タイミングを計る
1つひとつ詳しく見ていきましょう。
1売り出し価格を見直す
物件が中々売れない時は、売り出し価格を見直してみるのも一つの手です。
不動産会社の査定額を参考に売り出し価格を設定する場合は、1社だけでは適正な査定額か判断できないため、複数の不動産会社に査定依頼をしましょう。市場相場を自分で調べる場合は、下記のようなサイトで類似物件の売り出し価格や成約価格を確認し、そこから予想してみるとよいでしょう。
● REINS Market Information
● らくらく不動産査定
● REINS Market Information

【REINS Market Information】
http://www.contract.reins.or.jp/search/displayAreaConditionBLogic.do
REINS Market Informationでは、現在売り出し中・賃貸募集中の不動産の情報や過去の物件取引における成約価格といった「レインズ」の情報を一部閲覧することができます。
レインズとは公益財団法人 不動産流通機構が運営する、全国の不動産情報が共有されている不動産会社専用のサイトです。
一般には情報を公開していませんが、REINS Market Informationでは情報を一部閲覧可能です。
● らくらく不動産査定

【らくらく不動産鑑定】
https://www.lvnmatch.jp/pickup/app/
らくらく不動産鑑定はリビン・テクノロジーズ株式会社が提供しているアプリです。
GPSの位置情報によって該当物件の査定価格や近隣相場を調べることができます。
個人情報の入力もなく、その場で手軽に価格を調べられるのが魅力です。
プライバシーマークが認定されており、安心して利用できます。
2リフォームやリノベーションをする
物件が中々売れない時は、リフォームやリノベーションで物件をより魅力的に見せるのも効果的です。
特に水回りの汚れや壁紙のくすみ、床のキズなどは不潔な印象を与え、買い手を遠ざけてしまいます。
また、エアコン・湯沸かしシステム・インターフォン・照明などの設備が古くても、快適に暮らせるイメージがわかずマイナスポイントになるでしょう。
外観や内装・設備に難がある場合は、リフォームやリノベーションを行って印象をアップさせた方が売却をスムーズに進められます。
初期費用が多少かかりますが、物件を高値で売却できれば十分に元を取ることができます。
3不動産会社を変更する
物件が中々売れない時は、不動産会社の変更も視野に入れてみましょう。
売却活動に熱意のない不動産会社や売却ノウハウがない不動産会社に任せていたら、本来は問題ないはずの物件も売れません。
売却を成功させるためには、頼りになる不動産会社をパートナーとすることが重要となります。
不動産会社を見極めるためのチェックポイントは次の通りです。
● 査定額の根拠が明確
● 契約書に曖昧な点が無い
● 販売戦略が具体的
● リスクやデメリットを正直に伝えてくれる
● 対応が早い・丁寧
● 口コミ・評判が良い
● 創業から長い
媒介契約をする際は、どの項目が当てはまるか事前にチェックしてみてください。
失敗しない不動産会社の選び方に関して、詳しくはこちらに記載しています。
| コラム | 【失敗しない不動産会社の選び方!信頼できる業者を見極めるチェックポイント】 https://www.living-life.co.jp/kodate/sell/column/detail25.php |
4販売戦略を見直す
3ヶ月経っても売れない場合は、販売戦略を見直しましょう。
● WebサイトやSNSを利用してネット上でのマーケティングを強化する
● 内覧を積極的に行う
というように、ターゲット層に合わせた適切な方法で情報を届けることが大切です。
内覧の際はホームステージングを行うとより効果的です。
ホームステージングとは不動産をより好印象に魅せる空間演出のことで、物件をモデルルームのようにコーディネートしてイメージアップを図ることを目的としています。
ホームステージングについて、詳しくはこちらに記載しています。
| コラム | 【ホームステージングで印象アップ!家を高く売るための秘訣】 https://www.living-life.co.jp/kodate/sell/column/detail22.php |
弊社でもホームステージングのサービスを実施しておりますので、ご契約の際は是非ご利用ください。
5売却タイミングを計る
不動産は、年度が変わる前の3月頃に需要が増えるため、売却タイミングを計るのも有効です。
グラフ1.に 2012~2025年における首都圏での中古戸建の成約件数を、グラフ2.に中古マンションの成約件数を示します。
グラフ1、2を見ると、年度が替わる直前の3月に物件の需要が増し、反対に移動が少ない1月・8月は成約件数が落ち込む傾向にあることがわかります。


出典:公益社団法人 全国宅地建物取引業協会連合会不動産総合研究所「不動産市場動向データ集」
https://www.zentaku.or.jp/cms/wp-content/uploads/2025/05/202504.pdf
物件が売れる期間の目安は3ヶ月であるので、需要が多い3月に合わせて前年12月頃には売却を開始できるとよいでしょう。
それでも、どうしても売れない時は?
売れない時の対処法を行っても、それでもどうしても売れなかったらどうすればよいのでしょうか。
そういった場合は契約内容を見直し、買主探しを代行してくれる媒介契約だけでなく、買取や買取保証付き仲介という選択肢も検討してみましょう。
●買取…物件を不動産会社に直接買い取ってもらう方法
●買取保証付き仲介…物件が一定期間売れなかった場合に、あらかじめ決めておいた金額で不動産会社に物件を買い取ってもらう方法
どちらも買主を新たに探さなくて済むので、「物件が売れない!」と不安な時間を過ごさなくてよくなります。
ただし、売れる価格は仲介での売却の7~8割ほどと安くなる傾向にあるので注意が必要です。
●メリット
買取や買取保証付き仲介のメリットは次の通りです。
● 買い手が決まっているので安心
● 現金化が早い、もしくは現金化の時期が決まっている
● 仲介手数料がかからない
● 契約不適合責任が免除される
買取や買取保証付き仲介では、買主を探さなくてよいので現金化が早く(もしくは現金化の時期が決まっていて)、仲介手数料も発生しません。また、契約不適合責任が免除されるという利点があります。
●デメリット
買取や買取保証付き仲介のデメリットは次の通りです。
● 買取価格が仲介での売却より安くなる(7~8割程度)
● 買取や買取保証付き仲介を扱っている不動産会社が少ない・物件によっては買い取ってくれないこともある
● 買取保証付き仲介の場合、積極的な売却活動をしてもらえない可能性がある
買取や買取保証付き仲介では、物件を再利用するための費用がかかるため、買取価格が仲介での売却より安くなる傾向があります。
また、そもそも買取をしてくれる不動産会社が少なく、物件の状態によっては買い取ってくれないケースもあります。
Q&A
Q リフォームとリノベーションはどう違うのですか?
A
リフォームもリノベーションも住宅の改修を意味しますが、次のような違いがあります。
・リフォーム → 老朽化した部分を新築時の状態に戻す小規模な修繕
・リノベーション → 間取り変更など、住宅性能や価値を向上させる大規模な改修
Q リフォームやリノベーションは自分の好みで行ってもよいのですか?
A
リフォームやリノベーションは独断で進めず、不動産会社と相談しながら市場の需要に合うように行いましょう。
Q
ホームステージングとは何ですか?
売れない時にホームステージングを導入すると効果はありますか?
A
ホームステージングとは、不動産をより好印象に魅せる空間演出のことです。物件をモデルルームのようにコーディネートしてイメージアップを図り、購入を検討している人の心をつかむことを目的としています。 家具や照明などのインテリアを工夫して室内を明るく清潔にし、「こんな素敵な家で暮らしたい!」「ここに住みたい!」と思ってもらえるようにします。
物件の魅力を効果的に伝える手法で、1970年代のアメリカで生まれました。 昨今では売却を有利に進めるための施策として日本でも注目されつつあります。 弊社でもホームステージングのサービスを実施していますので、詳しくはこちらをご覧ください。
| コラム | 【ホームステージングで印象アップ!家を高く売るための秘訣】 https://www.living-life.co.jp/kodate/sell/column/detail22.php |
Q 契約不適合責任とは何ですか?具体的にどのようなものがあるのですか?
A
契約不適合責任とは、売買された不動産が契約内容と異なる際に、売主が買主に対して負う責任のことをいいます。例えば、雨漏り・設備の故障・白アリの発生・土壌汚染・地中埋設物のような不具合が後から発覚した場合に、修補や代替品納入、損害賠償、契約解除などの責任が発生します。
まとめ
今回は、不動産が売れない理由と売れない時の対処法について解説いたしました。
所有している物件が売れないと「いつ買い手がつくのだろう」「きちんと希望の額で売れるのだろうか」と心配になりますよね。そういった時は売れない原因を把握して対策を練り、実行することが大切です。
ただ手をこまねいて売れるのを待つのではなく、自ら行動して売却を成功に導きましょう!
私たちも皆さまが満足にお取引できるように、精一杯務めさせていただきます。
リビングライフは1990年の創立以来、「住まいから始まる幸せの生涯設計を提案する」という理念を掲げ、お客さまと共に歩んでまいりました。
これからも不動産売買・賃貸の仲介や節税・資金計画へのアドバイスなど、不動産についてのサポートを通じて皆さまに寄り添い、ニーズに応えられるような会社を目指していきます。
大田区・品川区を中心とした東京城南エリア、川崎市・横浜市を中心にした神奈川エリアでサービスを提供いたしておりますので、是非いつでもお気軽にご相談ください。
関連URL
公益財団法人・不動産流通機構「レインズ(REINS Market Information)」:http://www.contract.reins.or.jp/search/displayAreaConditionBLogic.do
リビングマッチ社「らくらく不動産査定」:https://www.lvnmatch.jp/pickup/app/

