馬込から山王にかけては、大田区の名所で散策路にもなっている「馬込文士村」があった地域。中でも南馬込はその中心地で、今でもその名を残した商店街もあるほどです。
宇野千代、尾崎士郎、川端康成、北原白秋、萩原朔太郎、室生犀星などの名だたる文人や芸術家が
大正から昭和初期にかけてこの「馬込文士村」に在住し、交流を深め、そして活躍したんです。
詳しく調べたわけでは無いけれど、これだけ多くの文人が集まった場所は
東京でも少ないのではないでしょうか。
東京大学のある文京区や東京藝術大学がある台東区界隈に有名人が多かったのは分かるんですが。
なぜ大田区の馬込なんでしょうか。
大田区郷土博物館に行けば、答えが分かるかも知れない、というわけで早速行ってみました。
資料館には発掘された土器や海苔の作り方などの展示に混じって、
馬込文士村の展示室も設けられ、尾崎士郎の当時の原稿や北原白秋の住んだ家の窓枠などがそのまま展示されています。
住宅街の中にあるこじんまりとした博物館でしたが、内容は充実していました。
でも、なぜ馬込文士村にそんなに人が集まったのか、となると残念ながらその理由はかかれていません。
郷土博物館が発行している『馬込文士村ガイドマップ』によると、
馬込やその周辺になぜこれだけ多くの文人や芸術家が集まったのか正確には分かっていないそうです。
近代になって東京と横浜を結ぶ鉄道ができたおかげで、交通の便が急速に発達し、
都心へのアクセスが良くなったこのエリアは、当時まだ家賃も安かったため、
収入の少ない若い文人や芸術家がいち早く移り住んだのではないか、とのこと。
今となっては都心に近く住環境として人気が高いこのエリアも
当時は開発が始まったばかりの郊外だったのかもしれません。
南馬込周辺を歩いてみると、
東京ほどあくせくした感じもなく、
横浜ほどのんびりしたわけでもない、
高層ビルも大規模店舗もないけれど、
日当りも良く、落ち着きがあり、古い街並みも残っていて、
どこか文化が薫ってくる、そんな街です。
南馬込に安く住めた時代は良いなあと当時の文士に嫉妬してしまいます。
01_CONCEPT 「アウターリビング」のある暮らし。
http://www.living-life.co.jp/kodate/renovation/article48131.php?m=1&no=997#inf
02_RENOVATION CONCEPT 開放感のある暮らし。
http://www.living-life.co.jp/kodate/renovation/blog_info.php?m=1&no=998#inf
03_RENOVATION PLAN のびのびとした暮らし。
http://www.living-life.co.jp/kodate/renovation/article48131.php?m=1&no=999#inf
04_LIFE のんびり&アクティブな暮らし。
http://www.living-life.co.jp/kodate/renovation/blog_info.php?m=1&no=1000#inf
05_HISTORY 馬込文士村の面影を感じる暮らし
06_ACCESS 都心も身近な暮らし
http://www.living-life.co.jp/kodate/renovation/article48131.php?m=1&no=1002#inf
07_TODAY 本日のリノベーション状況(完了までほぼ毎日更新)
http://www.living-life.co.jp/kodate/renovation/article48131.php?m=1&no=1005#inf
08_BLOG 南馬込ハウス「アウターリビングのある住まい」ができるまで
http://www.living-life.co.jp/kodate/renovation/article48131.php?m=1&no=1006#inf
09_EVENT 見学会開催!
http://www.living-life.co.jp/kodate/renovation/article48131.php?m=1&no=1012#inf