美しい庭園にためいきをつく外交官の家
別名イタリア山公園とよばれるこの場所には、明治13~19年までイタリア領事館がおかれていました。それを記念してイタリア風庭園が整備され、外交官の家とブラフ18番館が移築されてきました。明治43年築の外交官の家は東京渋谷の南平台にあった旧内田邸で、国の重要文化財に指定されています。室内には家具や調度品が再現されていて、当時の外交官の暮らしを知ることができます。ブラフ18番館は大正末期に建てられたカトリック山手教会の司祭館。今は山手地区の歴史と暮らしの資料館になっています。
洋館街をとおり、ブリキのおもちゃ博物館へ
ベーリックホール、エリスマン邸、山手234番館などの洋館は建造物としてだけでなく、コンサートなどのイベントも開かれていて要注目。洋館の中で楽しむ音楽は、また格別です。財団法人横浜緑の協会のホームページでイベント情報が見られます。また、元町公園内にはプールがあるのもうれしい限り。1時間200円と、気軽に利用できます。屋外の広々としたプールは子どもだけでなく大人のレジャースポットとしても大人気です。 ちょっと珍しいおもちゃを見るなら、「ブリキのおもちゃ博物館」へ。鑑定士として有名な北原照久さんのコレクションが見られる博物館です。館内にある約3000点のおもちゃは、主に戦後すぐの日本で作られたもの。懐かしさとユーモアあふれるおもちゃたちに癒されます。その隣には系列の「クリスマストイズ」が。こちらは一年中、クリスマスグッズが買えるお店。クリスマス前になると、特にいろんな商品がならぶそう。クリスマスのデコレーションのお買い物におすすめです。帰り道には、アメリカンコンビニ「G-Gミニマート」にも足をのばして、珍しい輸入雑貨や食品を探してみるのも楽しいいでしょう。
女子高生の可憐な姿も風景のひとつ
山手には、女子高が5校も集まっています。朝の石川町駅は女子高生たちでいっぱい。石川町から山手にかけては坂が点在していますが、数ある坂のひとつ「乙女坂」は、女子高生が多く通ることから名付けられました。 (フェリス女学院、横浜雙葉中学高等学校、中央大学横浜山手中学校・高等学校、横浜女学院、横浜共立学園)
1.外交官の家|2.山手資料館|3.氷川丸|4.ブリキのおもちゃ博物館|5.港の見える丘公園日時計|6.バス停|7.港の見える丘公園 夜景|8.山手標識
9.電話ボックス|10.伊勢辰|11.えの木てい|12.テニス発祥の地石碑|13.元町公園プール
山手の丘の上にあり、横浜の代表的な観光スポット。公園からは横浜港やベイブリッヂが一望でき、特に夜景がステキです。夕方からの夕焼けもムーディーでおすすめ。この一帯は開港当時には外国人居留地で、イギリス人とフランス人の駐屯地だったそう。第二次世界対戦後に駐留米軍によって接収されましたが、返還後に公園となり、昭和37年に開園されました。園内には旧イギリス領事館のイギリス館、山手111番館、大佛次郎記念館、近代文学館などがあり、みどころも満載。ローズガーデンには約1,800本のバラが植えられていて、5月中旬~6月中旬、また10月中旬~11月中旬の見頃シーズンになると美しく咲き誇るバラを見ることができます。また、天気にもよりますが、すぐ近くの外国人墓地から、港みらい方向への夕景は最高です。
千代紙、手ぬぐいで江戸の粋を知る
港の見える丘公園のそば、和風の建物がみえたら、そこは「いせ辰」です。谷中に本店がある江戸千代紙の名店で、木版や機械摺りの千代紙の他、手ぬぐいや風呂敷など、江戸の粋と愛らしさが感じられる品の数々が、店内に並びます。場所柄、外国人の方が故郷へのおみやげに求められることも多いそう。異国情緒あふれるなか、江戸の粋を感じるのもまたいいものです。
山手ならではのシックなカフェめぐり
山手での散策に疲れたら、シックなカフェでお茶とケーキを。洋館カフェの「えの木てい」、「Paty Cafe」、パフェとミックスサンドが評判の「エレーナ」、大佛次郎記念館内の「ティールーム 霧笛」も静かなカフェとして人気です。
テニス発祥の地 山手
山手は日本のテニス発祥の地。その歴史を見ることができるのが「横浜山手・テニス発祥記念館」です。1874年に英国で始まったローンテニスは、わずか2年後の1876年に横浜に上陸しました。その2年後には我が国初の『婦女弄鞠社』が作られ、現在のYITC(横浜インターナショナル・テニス・コミュニティー)になりました。館内にはさまざまな100年以上前の古い木製のラケットや、テニスに関する文献、珍しい竹製の古いラケットなど、テニス好きならぜひ一度は見ておきたい内容ばかり。ロングスカートでテニスをしていた婦人たちが裾をふまないようにするための「スカート吊り上げ器」など、当時の生活がしのばれる展示も興味深いですね。