お子さんのいるご家庭なら、マイカーはレジャーや送迎といった場面で何かと重宝します。

マイカーを持つとき必要になる駐車場ですが、ここではマンションの駐車場の種類と種類別のメリットをご紹介します。

またの名を平面駐車場ともいう駐車形式です。
屋外にある場合がほとんどですが、まれに屋根のついているものもあります。
立体式に比べて出入の手間は少なく、買い物で荷物が多くなったとき、ベビーカーを使ってのお出かけも心配ありません。
車高などの制限も少ないため、車種を選ばないというメリットがあります。

デメリットは用地取得にコストがかかるため、そもそもの駐車場の数が限られることです。
希望者多数の場合、駐車場を借りられるかは抽選になることもあります。

また、降雪の多い場所では雪かきといった手間もあるほか、屋外ゆえに車の傷みも早くなります。

平面駐車場に対して、何層かに駐車スペースが重なるものが立体駐車場です。
自走式と機械式の2種類があります。
平置きに比べ建設コストがかかるため、コストがマンション自体に価格転嫁されることもあります。特に地下に建設する場合、建設費用は高額です。

・立体自走式
立体駐車場のなかでも、車に乗ったまま駐車スペースまで走行し入出庫する形式です。
ショッピングセンターやデパートなどによく見られます。
マンションの場合、駐車場が地下や屋上に設けられることもあります。

屋内や屋根のある自走式なら風雨を避けて乗り降りができ、車自体も汚れにくいでしょう。
ただし、建物によっては車高や重量に制限がかかることもあります。

・機械式
機械を使って車を数段に重ねて駐車する形式です。
上下に積み重ねタイプだけでなく、観覧車やメリーゴーラウンドのように車を回転させ入手庫させるタイプもあります。
土地面積が狭くても設置がしやすいため、駐車数を多く確保できることがメリットです。

また、接触事故や盗難といったリスクも低くなっています。
一方で、入手庫に時間がかかることや設備の維持費用がかさむことがデメリットです。
自走式以上に、車高や重量といった制限も大きくなっています。

マンションの駐車場にもさまざまなタイプがあり、それぞれでコストや車種の制限、入手庫のしやすさといった要素は大きく変わります。

マンションを選ぶ際は駐車場の有無だけでなく、その種類にも注目してみましょう。