風太くんでおなじみ! 千葉市動物公園について

これまで何回かに渡って千葉市内を走る千葉都市モノレールの魅力について取り上げてきましたが、その中に「動物公園駅」という停車駅があるのをご存知ですか?
千葉都市モノレールに乗って動物公園駅を降りれば、そこには「千葉市動物公園」という千葉県民のみならず、全国的に有名な動物公園があるのです。
そこで今回は千葉市動物公園の魅力と最新情報についてお教えしたいと思います。
■千葉市動物公園とは?
千葉市動物公園とは「千葉市都市局公園緑地部」が運営する、千葉県千葉市若葉区にある動物公園です。
1985年4月の開園以来30年間に渡って千葉県民に愛されているスポットとなっており、2005年には園内で飼育されているレッサーパンダの「風太くん」
がブームとなったことがきっかけとなって、日本中から注目を集めるようにもなりました。
また千葉市動物公園内には「ドリームワールド」という名称の遊園地ゾーンがあったのですが、こちらは施設の老朽化を理由に2014年5月に営業終了となっています。
■千葉市動物公園の7つのゾーン
千葉市動物公園は園内を7つのゾーンに分割しており、それぞれのゾーンでは個性豊かな動物が展示されています。
1 モンキーゾーン
オランウータンやゴリラ、チンパンジーなどがいるゾーン
2 草原ゾーン
ミーアキャットやマレーバクのほか、ゾウやキリンなどの大型動物もいる
3 鳥類・水系ゾーン
タンチョウやフラミンゴ、ハシビロコウなどの鳥類がいるほか、ペンギンやカリフォルニアアシカがいる大型水槽がある
4 家畜の原種ゾーン
アメリカバイソン、ラクダ、スイギュウ、ラマなどがいる
5 小動物ゾーン
レッサーパンダの風太くんとその家族は、このゾーンで見ることができる
6 動物科学館
熱帯の鳥や夜行性動物などを観察できるほか、学習のための展示施設もある
7 子ども動物園
牛や馬、プレーリードッグなどの動物を近くから見ることができるほか、ヤギやヒツジなどの動物に直接触れることもできる
■千葉市動物公園は現在「リスタート」の準備中

千葉市動物公園は「園内の老朽化の対応」や「展示手法の刷新」
が緊急の課題となっていたことから、平成26年3月に「千葉市動物公園リスタート構想」を策定しました。
千葉市動物公園リスタート構想とは「市民に身近な動物園としての存在と、都市の活性化につなげる集客観光施設としての再生を図る」ことを基本理念とし「集客力の向上」や
「特徴ある動物展示の実現」などを目標として策定された構想のことです。
具体的な構想案もいくつか上がっていますが、その中でも特に注目が集まっているのが、ライオンをはじめとした肉食獣の導入です。
ライオンの展示施設はそれまで「家畜の原種ゾーン」だった場所の1部を整備して作る予定となっており、そこに国内の動物園から成獣のオスのライオン2頭を受け入れて、
展示をすることになっています。
ライオンの展示開始は平成28年春を予定していて、これが実現すれば千葉市動物公園は千葉県内で唯一の「ライオンを展示している動物園」となるのです。
いかがでしたか?
もし千葉市動物公園の近くに住めば、このような楽しい動物公園に毎週行くことだってできるので