安全・安心 子どもにやさしい街 横須賀
緑と海に恵まれた街・横須賀。そんな横須賀で生活するにあたって、安全・安心は欠かせないですよね。
まずは、横須賀の治安について表したグラフを見てみましょう。
◆県内随一の犯罪件数の少ない街
○神奈川県の人口20万人以上の9市の犯罪発生件数(人口1000人当たり)(平成27年)
上のグラフは「神奈川県の人口20万人以上の9市の犯罪発生件数(人口1000人当たり)」を表しています。このグラフから、神奈川県の主要都市9市と比べると、横須賀市の犯罪の発生件数がとても低いことがわかります。横須賀は安全・安心な街としてどんな取り組みをしているのでしょうか。横須賀の地域コミュニティーの活動を見てみましょう。
◆子どもを守るための取り組み
子どもたちがのびのびと暮らしていけるような環境で子育てをしたいですよね。
横須賀市では、子どもたちを街全体で見守り育む環境づくりに取り組んでいます。
○見守り隊
横須賀市の町内会・自治会の役員や自主組織メンバーなどが行っている活動のひとつに、子どもたちの安全を見守る活動があります。小・中学生が登校する朝の時間帯や、午後の下校時間帯に、パトロールや交通安全指導を行っています。
○「子ども110 番の家」の活動
見守り隊で子どもたちの安全を見守るだけでなく、いざというときに子どもたちが自分自身を守ることができるように、各小学校のPTAなども積極的に呼びかけをし、「子ども110 番の家」を設けています。地域全体で子どもを守っていくために、市民のみなさまにご理解いただいた上で活動しています。
・ゾーン30
横須賀市の設定区域や通学路などで、通学時間帯における子どもの見守り活動や交通指導や取り締まり活動を強化しています。子どもたちが登下校中に交通事故に巻き込まれないよう、ゾーン30を設置して最高速度を制限し、ドライバーへの声かけも怠りません。
・防犯カメラ
市内の各所に防犯カメラを設置し、子どもたちの安全をサポートしています。子どもたちの登下校の安全を確保するだけでなく、犯罪への抑止力・予防にも高い効果を発揮するように数多く設置がされています。
・防災行政無線
横須賀市では、震災などが発生した際の防災情報や気象警報を伝える手段として防災行政無線を使用しています。市内の約400か所に設置されており、市民に確実に情報が届くように工夫がされています。放送が実施される場合として、横須賀市に東海地震の予知情報または注意情報が発表された場合、目撃情報に基づいて竜巻の注意情報が発表された場合が挙げられます。
◆地域のつながりを持ち支え合うこと
地域の安全・安心を作りだし維持をするには、地域の人々の支え合いが必要ですよね。
横須賀市では地域コミュニティーの活性化を促すとともに、災害時にも不可欠な地域での「共助」の体制を整えています。
○「自主防災組織」の結成
横須賀市では、「自分たちの街は自分たちで守る」という「共助」の精神に基づいて、「地域防災の中枢」となる組織を地域住民が自主的に結成しています。市民一人ひとりが「自助」や「共助」の重要性を理解して、地域の実情に合った「自主防災組織」の活動に取り組み、子どもたちを守れる環境を作り上げていくことを目指しています。
○防災情報がメールで受け取れる「防災情報メールサービス」
自然災害から自分たちの力で身を守るための活動の一環として、防災や災害に関する情報を、「防災情報メールサービス」でも入手することができます。耳の不自由な方や防災行政無線が地形の関係上聞き取りにくい方にもきちんと行き届くようにこのサービスを行なっています。これらの情報は、携帯電話やスマートフォンなどで、いつでもどこでも入手できるようになっています。また、携帯電話で気軽にメールサービスに登録ができるように、登録アドレスに繋がるQRコードの用意がされています。
○横須賀の街の消防団は「命の門番」
横須賀市消防団は、悩みを持つ人に気づき、その人たちが自殺に至らないように適切な行動をとる「ゲートキーパー」を養成するための講習を、平成26年度から平成30年までに全団員を対象に実施しています。地域の見守り、声かけ活動などを行なうことで、自殺を事前に防ぐことを目標としています。平成27年度には、県内初の試みとして、婦人防火クラブ員にも同じ講習を実施しており、街をあげて安全・安心をサポートしています。
○「在日米海軍との防災協定」
横須賀市と横須賀基地は、災害に対する準備・対応のための協定を交わしています。被災者の搬送や物資・人員の提供を約束することで、いざというときに相互援助をできる体制を整えています。自然災害は防ぎたくても防げないものなので、近くに助けてくれる存在があることは心強いですね。
このように皆さんが安全・安心に生活していけるように、横須賀では多くの取り組みがされています。
横須賀市がこれからも市民の声を反映しながら、さらに住みやすい街になっていくことが期待できますね。