2014年には横浜市に続いて待機児童ゼロを達成するなど、首都圏の中でも子育てへの取り組みを積極的に行っている千葉市。
ここでは、そんな千葉市の子育て支援制度や施設についてご紹介します。

子育てには何かと不安や分からないことが付きまといます。
そんなときに頼りになるのが「子育て支援コンシェルジュ」です。

「希望の保育園に入れず、近くでほかに空いている場所を探している」「妊娠中や出産後の家事を手伝って欲しい」「子育ての悩みを共有できる場所を探している」といった相談に専門の相談員である 子育て支援コンシェルジュが対応し、空いている保育園や市の支援サービスといった解決へとつながる情報を提供します。

こうした情報提供や保育園のマッチングが、待機児童ゼロへとつながったようです。

千葉県全体では、小学校3年生までの医療費助成が行われており、県内の各自治体はこれに上乗せする形で医療費の補助を行っています。
千葉市では、県の助成に加えて入院時に限り中学3年生までの医療費が助成されます。

また、中学校卒業までの子どもがいる家庭では、児童手当の受給が可能です。
支給額は3歳未満が月15,000円、3歳から中学生までが月10,000円となっています。

子育ての悩みは1人で抱え込まずに、共有する仲間を持つことが大切です。
「千葉市子育て支援館」では、乳幼児と保護者が一緒に遊びながら、子育ての悩みやを相談したり、情報を共有することができます。

施設の職員だけでなく、ほかの子どもを持つ保護者との交流ができる場所です。

・アクセス

【電車】
JR総武線千葉駅東口より1キロ（徒歩約15分）
京成千葉中央駅より430ｍ（徒歩6分）
千葉都市モノレール葭川公園駅より350ｍ（徒歩5分）

【バス】
JR千葉駅東口バスのりば
のりば1より「大宮団地」行乗車
のりば7より「大学病院・南矢作」行乗車
のりば10より「中野操車場・いずみ台ローズタウン・成東駅」行乗車

いずれも「中央三丁目」にて下車

【自動車】
館が入るビル(きぼーる)内に有料駐車場あり。

千葉市では、行政による短期間の子ども預かりサービスがありますが、市民同士で子育てを助け合う活動もあります。

「ちばしファミリー・サポート・センター」は、保育所への送迎、急な用事で子どもを見て欲しいといったとき、あらかじめ登録したメンバーで子育てをサポートし合う相互扶助の仕組みです。
子育てだけでなく、活動を通じて地域での広い交流が生まれることが期待されています。

妊娠中や出産から間もない期間、日中に母親と子どもだけになってしまう核家族を対象とした制度です。
赤ちゃんの世話から料理や掃除といった家事の援助、代行をするヘルパーを割安な料金で呼ぶことができます。

さまざまな子育て支援制度がうれしい千葉市。
豊かな自然や買い物スポットがあるだけでなく、手厚いサポートで子育てがしやすい街といえるでしょう。