ギネス認定も!魅力あふれる「千葉都市モノレール」

既存の鉄道とは違い、空を駆け抜ける「モノレール」。
日本でも沖縄モノレール、大阪モノレール、多摩モノレール……と多くのモノレールが走っています。
ここでは、そんな数あるモノレールの中から千葉県千葉市で運行されている「千葉都市モノレール」(以下千葉モノレール)の魅力をご紹介します。
懸垂型としては世界最長!
千葉モノレールは1988年に開業、1999年に全線が開通と比較的新しい路線です。
開業以来、通勤通学、買い物や観光など千葉市民の足として活躍し、開業以来の利用客数は3億人を越えます。
そんな千葉モノレール、2001年には「懸垂型モノレールとしては営業距離世界最長(15.2km)」としてギネス認定を受けています。
ちなみに、跨座型モノレールを含めると日本最長は大阪モノレール、世界最長は中国の重慶モノレールだそうです。
毎年恒例の「ちばモノレール祭り」

千葉モノレールは、その普及、利用客との交流を目的に毎年「ちばモノレールまつり」を開催しています。
懸垂型モノレールの安全性を押し出した「落ちないお守り」などのグッズ販売、普段は入れない車両基地の公開、モノレールに乗ったまま洗車の様子を見られる体験会などさまざまな
イベントが目白押し。
千葉モノレール祭り2015では、廃棄されることになったモノレール2両が販売され目玉となりました。
1988年の開業時から使われた車両が出品されましたが、その価格は税込み35万円(送料別)。
軽自動車でも100万円以上するものが珍しくないことを考えれば、本体価格のみとはいえ35万円は破格かもしれませんね。
ちなみに、過去に落札されたモノレールのうち2両は静岡県焼津市に渡り、今では「とんかつ屋」の店舗となって第二の人生を送っているそうです。
グッドデザイン賞にも選ばれた車両
2012年から導入された最新車両「アーバンフライヤー0型」は、鮮やかなスカイブルーの車体が印象的です。
その洗練されたフォルム、コンセプトに対してグッドデザイン賞が贈られるなど高い評価を得ています。
千葉モノレールは、最高部でビルの8階相当を走ります。
0型は運転席近くの床面に窓を設けるなどガラス面を従来以上に取り入れており、今まで以上の眺めで「空中散歩」を楽しむことができるでしょう。
車内からの眺望、洗練されたデザインだけでなくイベントも楽しい千葉モノレール。
機会を作って、千葉まで足を運んでみるのも良いかもしれませんね。