家の間取りは家事の動線や効率に大きな影響を与えます。

特にキッチンは主婦が1日の内の多くの時間を過ごす場所であるため、できるだけ使い勝手の良いものを選びたいですよね？
そこで今回は、その使い勝手の良さから家事や子育てに忙しい主婦の人気を集めている「2WAYキッチン」についてご紹介したいと思います。

2WAY（ツーウェイ）とは「両面通行の」または「2方向通行の」という意味で、キッチンからの出入り口が2ヶ所あるタイプのキッチンを「2WAYキッチン」 と呼びます。

物件によって間取りは少しずつ変わってきますが、多くの2WAYキッチンでは片方の出入り口がリビング、そしてもう片方の出入り口が洗面室となっている場合が多いようです。
また最近では廊下や洗面室だけでなく、バルコニーへの出入り口も確保されている「3WAYキッチン」を導入しているところも中にはあります。

・家事の効率が良くなる キッチンを2WAY化して動線を短くすることによって家事の効率が良くなるため、料理はもちろんのこと、キッチンで出たゴミを捨てたり洗濯物を干したりする時にも便利になります。
また料理をしながら洗濯機を回したりといった、同時に2つ以上の家事を行う「ながら家事」もしやすくなります。

・回遊性のある間取りになる
2WAYキッチンを導入することでキッチンの出入り口が複数になるため、キッチン内に人が2人いた場合でもお互いにぶつからずに動くことができます。
特にまだ子どもが小さくて動き回るような場合は、キッチン内で壁にぶつかる危険性が減るというメリットもあります。

・家事をしながら家中に目を配れる
キッチンを2WAY化することでキッチンからの見通しが良くなるため、家族がどこで何をしているのかが見やすくなります。
特にやはり小さい子どもがいる場合は、ママにとっては今どこで何をしているのか気になるものですから、常に把握しておきたいところですよね。

・キッチンの風通しが良くなる
2WAYキッチンを導入すると風の通り道が複数になるため、風通しが良くなります。
そうなることでエアコンの風がキッチンにも届きやすくなるため、特に暑い夏や寒い冬などでは「2WAYキッチンにして良かった」と思えるはずです。

また風通しが良くなることで、例えば魚を焼いてキッチン内に煙が充満した時でも換気がしやすくなります。

わずかながら2WAYキッチンにはデメリットもあるため、一緒にご紹介します。
間取りによって状況は変わってきますが、2WAYキッチンだと他の部屋からキッチンの中が見えやすくなるため、例えば家に来客が来た場合などに料理や食器洗いをしている所を見られやすくなってしまいます。

また洗面室とキッチンが仕切りの無い状態で繋がっている場合は、キッチンから洗面室にいる人の着替えている姿が見えてしまいます。
家族であればそれほど気にならないでしょうが、来客が浴室を使う場合はその点に注意しておいた方がいいでしょう。

今回は2WAYキッチンの概要と、主婦にとってのメリット・デメリットについて紹介させていただきました。
マイホームをお探しの方は、まずは実際に2WAYキッチンを導入しているマンションの見学をしてみた上で、2WAYキッチンを導入しているマンションの購入を検討してみてはいかがでしょうか。