普通の戸建てには無いマンションの防犯性とは?

さまざまな住宅関係の情報サイトで戸建てとマンションの比較がされていますが、どのサイトでもマンションが戸建てに勝る点として挙げられているのが「防犯性」です。
そこでこのページでは、マンションが戸建てよりも防犯性が優れている理由について詳しく解説していきたいと思います。
今回の内容を見れば、きっと皆さんはマイホームにマンションを選びたくなることでしょう。
マンションと戸建ての犯罪率
警察庁が発表した「犯罪統計資料」によると、平成25年度に発生した侵入窃盗の内、一般事務所や商店を除いた住宅が58.7%、その中で戸建て住宅は全体の40.9%で、マンションは17.8%だったといいます。
そして泥棒の侵入口として最も使われていたのが窓で、実に全体の58.2%を占めています。
このことからも分かるように、防犯設備を自分で用意しなければならない上に、低い建物である戸建ては犯罪者にとってはマンションに比べて侵入がしやすいのでしょう。
もちろん家によって差はありますが、一般的に「防犯性」ということで考えると、戸建てよりもマンションの方が優れているのです。
マンションの防犯性が高い理由

マンションには一般的な戸建て住宅にはない、防犯設備などがあります。
その中でも特に重要なのが「オートロック」「防犯カメラ」「管理人」の3つとなります。
・オートロック
オートロック付きのマンションに住めば、居住者は来訪者をインターホンの通話や映像を使って確認した上で入館させることができます。
また最近ではエレベーターと連動をさせて、インターホンの呼び出しやコードリーダーの情報から目的の階を判断して、その階以外にエレベーターが停止ないようにするシステムの普及も進んでいるそうです。
・防犯カメラ
マンションのエントランスや駐車場・駐輪場などに防犯カメラが設置されていることで、
管理人が不審者をリアルタイムでチェックすることができます。
また犯罪が発生した際の犯人の特定にも役立ちます。
・管理人
自分が住んでいるマンションに管理人がいると、ただ敷地内の設備の管理をしてくれるだけでなく不審者のチェックや定期的な巡回もしてくれます。
人の手でマンションの防犯に取り組んでくれる管理人は、オートロックや防犯カメラ以上に頼れる存在であるといえるでしょう。
防犯性の高いマンションの選び方
元々マンションの防犯性は高いものとなっていますが、マンションを選ぶ際に以下のような点を意識すると、さらに安全なマンションを選ぶことができます。
○立地条件
・建物前の人通りは多すぎないか
・マンションの近くに荒れた場所がないか
○共用玄関(エントランス)
・エントランスは道路や管理人室からの見通しが良いか
○居住者携帯
・住民同士のコミュニティはしっかり形成されているか
○共用廊下・共用階段
・死角になる場所は無いか
・外部から侵入しにくい構造になっているか
○敷地条件
敷地がたくさんの通りに面していると、犯罪者にとってはそれだけ逃走経路が増えるということになります。
またマンションの隣に公園があると、犯罪者に下見や侵入経路として利用されてしまう恐れがあります。
今回はマンションが戸建てよりも防犯性で優れている理由について解説させていただきましたが、このようにマンションには安心して暮らせるようなたくさんの要素があります。
マイホームをお探しの方は、ぜひこの機会に防犯性の高いマンションを選んでみてはいかがでしょうか。