剣埼
城ヶ島から剣埼に向かう途中、ガードレールに太めの大根が連なって吊るされている光景に遭遇。
「これは・・・ダイコン足のオンパレードやぁ〜!」(前言撤回、彦麻呂風復活!)
車で15分程度しか走っていないのに、辺りは港町から大根畑地帯へと一変しました。
目的の剣埼灯台まで残り300mまで来たところで道が急激に細くなり、乗用車が通れないほどの道幅に。
路駐が頭をよぎりましたが、渡りに船か「有料駐車場:1日700円」の看板を発見!
・・・えっ、30分でも700円?!それってどうなの?と思いながらも入口に向かうと、
駐車場のオーナーと思われるおじさんが、薪を割りながらじーっとこちらの様子を見ています。
中年カメラマン:「こんちはー、灯台に行きたいんですが、700円で借りられますか?」
ご主人: 「いいよ、400円で。」
薪割をしていたご主人は、頼んでもいないのにいきなりプライスダウン(笑)
ラッキーって一瞬思ったけど、よくよく考えると30分もいないのに400円じゃ都内と変わんないじゃん!


微妙な心境で車を停めて、灯台へのラストアプローチは徒歩です。獣道の坂を上りきり辿り着いた剣埼灯台は、
三浦半島では観音崎、城ヶ島に次いで一番最近に建てられたものですが、心なしか華やかさに欠ける佇まい。
しかしながら、どこかノスタルジアをおぼえるその容姿は、不思議と惹きつけるものがあり、
シャッターを切った中年カメラマンは「こいつ、いい顔してるなぁ」と呟いておりました。



他に観光スポットのないこの土地は、道も細く、都会の生活に慣れている人には不便を感じますが、
子どもの頃に知らない土地に降り立った時の、あの期待に胸がおどる感覚を味わえる場所でした。
くりはま花の国
冬の日照時間の短さは半端なく、15時だというのに日が落ち始めてきました。はたして、このペースで
観音崎の夕日観賞は間に合うのかっ?一抹の不安を感じながらも先を急げと車を走らせます。
幸いにもまだ道は混み始めていなくて、予定通り30分で無事到着しました。

くりはま花の国は、京急またはJR久里浜駅より徒歩15分(各駅からバスも出ています)の立地にあり、
コスモスやハーブなどの植物園をはじめ、ゴジラの滑り台がある冒険ランド、アーチェリー、エアライフル
などのスポーツ施設が充実した、ご家族で一日中楽しめる公園です。
駐車場(600円)も広く、利用施設に合わせて駐車場(第1、第2)を使い分けられるのは良心的。
12月中旬だったので少しだけ紅葉が楽しめたけど、春になれば公園内は色とりどりの花が期待できるので、
春先の再訪問が楽しみです。



中でも是非、足を運んでいただきたい場所は「県木の広場」。そこには47都道府県を代表する郷土の
木々を植栽しているので「ミニ故郷」として憩いの場になっています。
(ちなみに、神奈川の県木はイチョウです)
広場に着くと目に飛び込んでくる大きな鐘は、花の国の丘のシンボル「愛の鐘」。
眼下に広がる丘と海をバックに永遠の愛を誓い合う二人。呼吸を合わせ、ロープを交互に引き合い奏でる
鐘の音は、高らかに花の国に響き渡るのでした。う〜ん、ロマンチック。今度は彼女と行きたいな!


ちなみに広い園内はフラワートレイン(大人:200円、子供:100円)で移動することができるので、
体力に自信の無い方も安心して楽しめますよ!
(くりはま花の国HP http://www.kanagawaparks.com/yokosuka/kurihama/map/index.html)


観音崎
最終目的地に向かう車中は、カットマンの話で盛り上がりました。え?カットマンをご存知ない?!
カットマンとは卓球の戦術でひたすら相手の攻撃をカットし続けてミスを誘い出すいわば、守りの職人。
私は、中学時代カットマンで体育館を沸かしていたんです!中年カメラマンも卓球経験者だったため、
マニアックなカットマン談義に花が咲いたのでした。
セピア色の青春時代を懐かしんでいる間に観音崎に到着。30分弱で着いたけど、夕日は?大丈夫?
残念なことに雲が多くて日の入りが見られる状況じゃなかったです。。。
気を取り直して散策に入りますが、ここだけの話、晴れた夜の観音崎は都心では中々お目に
かかれない、満天の星空を波の音に包まれながら眺められるという、素敵なムードに溢れた場所なのです!
と言うのも実はここ、私のお気に入りデートスポットだったりするんですねぇ(恥)
ちなみにキャンプ場がありますので、夏はテントを張って天体観測という楽しみもあります。
今まで中年カメラマンについて回ってたけど、突然スイッチが入っちゃってズンズンと前へ前へ。
でも・・・、あれれ?今気づいたけど、日が出ているうちに来たのは初めてかも(苦笑)

時間も時間なので、国内初の西洋式灯台「観音埼灯台」目指し、20〜25度はあろう急勾配の坂道を
一気に駆け上がり、途中で屈伸を交えて17時20分、ついに辿り着いた!
・・・が、我々のテンションとは裏腹に、今まさに門を閉めて帰ろうとしている管理人のおばちゃんが
憮然と立ちはだかるのであった・・・
(灯台の見学時間は、10月〜3月が16時迄、4月〜9月が17時でした)


おばさん: 「もう閉館時間よ、もっと早く来なきゃ!」
我々: 「ショック…」「せっかく来たのになぁ…」「このままじゃ帰れない…」
おばさん: 「まったく…ちょっとだけ入れてあげるから、ササーッと見てきなさいよ。」


坂を駆け上って息が切れている中、部長にダッシュを命じられた部員の気分だったけど、
仕事の手は抜けないので、急いで写真を撮る3人。
灯台の中に登ることはできなかったけど、展望台からでも東京湾を大きな船が往来している
様は十分見ることができ、雄大すぎて時が経つのもゆっくりと感じられました。
(管理人のおばちゃんが居なければもっと良かったんだけどなぁ)
母の灯台と言われているだけあって、細身ではあったけど凛とした気品を具える「観音埼灯台」。
今回3つの灯台を訪れましたが、同じ「灯台」でもそれぞれが人のように異なる表情・魅力を持っていました。
それは、灯台を造った人々の想いの表れなのかもしれませんね。
編集後記
横須賀周辺のドライブスポットは三浦半島特集でスタートしましたが、三浦半島には
他にもまだまだ見どころが沢山あることに後で気がつきました。
今回は半日でどれだけご案内できるかが目的でしたが、実際は1、2箇を所重点的に回って
ゆっくり散策する方が印象に残り、より堪能できるのではないかと思います。
砂浜に直結した田園風景や、魚の王様マグロ、三者三様の灯台たち、47都道府県の郷土
植栽を一望できるくりはま花の国など、今回の特集は収穫三昧。
横須賀から車で移動できるところに、こんなにも盛りだくさんの発見があるとは、
本当に嬉しい体験でした。
まだ見ぬ新たな発見を求めつつ、ドライブスポット攻略に昴る気持ちが止まない毎日です。
This is just the beginning. I'll be back soon !