• 第八回　「女性の住宅ローン」について

第八回目は女性の住宅ローンのお話

近年、単身でマンションを購入する女性が以前よりも増えていたり、夫婦でも奥様でローンを組む選択をしたりと、ライフスタイルの多様化に伴い女性の社会進出も進んできている中、住宅ローンにも女性を取り込む変化が見られます。
一説として、女性の方が男性よりもコツコツと確実に返済してくれるというデータもあり、金融機関によっては、女性特有の商品を取り扱っている窓口もあります。

■りそな銀行「凛　lin」
①：万一、ケガや病気で就業できなくなった場合に、住宅ローンの月々の返済を保険でカバー。保険料は無料。
②：「がん」と診断されたらローン残高が0円となる３大疾病保障特約が、お借入金利に年0.15％上乗せで選択可。（通常0.3％上乗せ）

■中央三井信託銀行「エグゼリーナ」
①：メットライフ生命の「ローン返済支援特約付新医療保障保険（団体型）」に原則として実行日の翌月1日から10年間加入。（1年更新）万一、ケガや病気で入院したら、入院初日から1日あたり1,000円の受取が可。
②：出産後6カ月以内の申し出から1年間、適用金利よりさらに年0.1％優遇。

他にも、働き方も多様化している背景から、契約社員などのために、住宅ローン申し込みの年収要件が女性向けに引き下げられている住宅ローン等があります。

昨今住宅ローン業界も競争が激化する中で、一般の住宅ローンも低金利の優遇商品が次々と登場しています。
女性の方がローンを選ぶ際には、女性特有の商品の方が自分に合っているのか、通常の住宅ローンの商品の方が総合的に合っているのか、ぜひ比較検討してみてはいかがでしょうか。

上記以外の【女性特典】で代表的なもの（参考）

■三井住友銀行
住宅ローン借入名義人（男性）が八大疾病補償特約（住宅ローン金利＋0.4%）に加入した場合、その配偶者が女性特有のガン（乳がん、子宮がん、子宮けいがん等）に罹患した場合、一律１００万円の見舞金支給。

■三菱東京ＵＦＪ銀行
女性が債務者の場合、出産後６ヶ月以内に申し出があれば１年間適用金利より0.2%優遇となる。

■横浜銀行「ロング・エスコート」
横浜銀行と提携している先のサービスを優待価格で利用できる。
※宿泊・レジャー・スポーツ・家事代行・育児・介護など,結構盛り沢山です。